千葉県船橋市のかねもと矯正歯科 船橋駅から徒歩3分
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子ども・中高生の矯正Q&A

子ども・中高生の矯正Q&A

子どもの矯正はいつ始めれば良いですか?
かねもと矯正歯科で矯正を受けるお子さんのうち、8、9歳頃から顎の成長期に治療を行うことで、高校生くらいになって始めるより歯を抜かないで済む症例が多くなっています。適切な時期に治療を開始することはとても大切です。

当院の目安として、上下の前歯(永久歯)が4本ずつ生えた頃がスタートに良い時期と考えていますが、まずは気になった時点でご相談ください。

歯を抜く場合、子どもの成長に問題はありませんか?
子どもの成長に問題はありませんが、抜いた当初は一時的に噛む力が落ちる場合もあります。しかし、全ての歯がきちんと噛むようになるため、噛み合わせの能力は格段に上がります。

また、抜歯しなければならない症例を無理に非抜歯で歯を並べることにより、成長するにつれ口元が突出してしまったり、歯ぐきが下がってしまったりするケースもあり、長い時間と少なくない治療費をかけて矯正するなら、是非きれいな仕上がりを目指していただきたいと思います。

「舌の悪い癖」って何ですか?
何もしていない時に、舌が上下の歯の間に挟まっていたり、唾液やものを飲み込む時に上下の歯よりも前方に舌が出てくるような癖のことです。

出っ歯や、開咬(奥歯で噛んでも前歯が噛み合わない不正咬合)等の原因になります。当院では、舌の悪い癖に対して「舌のトレーニング」を行っております。 

「指しゃぶり」をしていると、歯並びにどんな影響がありますか?
「指しゃぶり」は、上顎の骨を変形させたり、前歯が動いて出っ歯や開咬等の不正咬合の原因になります。

3歳位までの指しゃぶりは問題ないとされていますが、4、5歳以降でも続いているような場合は、上記のような問題が出てくることが多いので、早期の治療開始が必要になってきます。

乳歯の「反対咬合(受け口)」は治療が必要ですか?
一般的に乳歯の段階での治療は必要ないと考えています。

ただ、上下前歯が永久歯に交換した段階で「反対咬合(受け口)」であれば、自然に治ることはほぼありませんので、矯正治療が必要になってきます。

永久歯が生えてきたら再度矯正が必要になりますか?
乳歯と永久歯が混在する時期(1期)の治療は必ず必要というわけではなく、最終的な治療は永久歯列期(2期)に行うケースが殆どです。

もちろん1期治療だけで終わる場合もあったり、1期治療をすることにより2期治療の際に抜歯を避けられるケースもあり、早期に治療を開始することでメリットがある場合には1期治療を行っています。

受験の時は避けた方が良いですか?
治療スケジュールを立てる際に気をつければ問題ありません。

勉強の差支えになるとすれば、装置を初めて付けた際の数日間の痛みや調整した直後の疼くような感覚などである思います。痛みに関しては痛み止めを飲むこともできますし、試験日が近づいてきましたら、装置をきつく締めることを避け、負担の無いようにいたします。

吹奏楽部ですが、矯正をして楽器は吹けますか?
矯正装置を付けた時と外した直後は一時的に演奏しにくく感じるかもしれませんが、装置が入っている環境に慣れるとともに扱いも慣れてくるので、演奏が全くできなくなるということはありません。

ブラケットがあたって口内炎ができたりする場合は、ワックスなどでカバーすることもできるので、お気軽にご相談ください。ただし、コンクールや定期演奏会などの直前は避けて治療計画を立てることをお勧めします。 

発表会等で、一時的に装置を外すことができますか?
基本的には矯正装置は途中で外さない方が良いと思いますが、一時的に外すことは可能です。

ただ、別途料金がかかる場合もあり、ご説明・ご相談させていただきますので、お早めにお知らせください。治療効果の面からいうと、外している時間はできるだけ短い方が良いと思います。

矯正治療全般Q&A

歯並びは遺伝するのですか?
基本的に歯並びは遺伝しやすいと考えられています。

しかし後天的な原因、例えばむし歯などで乳歯が早く抜けてしまって永久歯の出る場所が不足したり、顎の成長の異常、あるいは指しゃぶりや、舌の悪い癖などで歯並びが悪くなることがありますが、それらは遺伝しません。

歯並びが悪いとどんな影響があるのですか?
むし歯や歯周病になりやすくなったり、ものを噛む能率の低下、発音障害、顎の成長に対する悪影響、顎の関節や筋肉の病気、心理的影響等が挙げられます。
歯ぎしりや強く噛みしめることは治療に支障がありますか?
歯ぎしりは、歯や歯の周囲の組織に断続的に通常以上の強い噛む力が加わりますので原因を調べて、起きないようにした方が良いと思います。

奥歯でしっかり噛むことは治療上問題ありません。むしろ、しっかり噛むことにより奥歯の安定が得られ良いことと考えられます。しかし病的な“くいしばり”は歯ぎしり同様、有害です。

治療が終った後、また歯並びが悪くなることがあるのですか?
矯正治療によって、歯を最も適切な位置と考えられるところに移動させますが、まれに噛み癖や、舌や口の周りの筋肉の動きに対して治療結果が合わないことがあります。

このような時に、歯が後戻りを起こして機能的に最も適した所に移動しようとします。また歯の移動様式(動かし方)によって“後戻り”を起こしやすいものもあります。
治療後に後戻りを防ぐ「リテーナー(保定装置)」という取り外しの装置を使いますが、戻りやすい治療の場合は、出来るだけ長期にわたってリテーナーを使った方が安全です。

精密検査はどんなことをするのですか、何のために行うのですか?
歯や頭のレントゲン、歯の型、口や顔の写真を撮ります。

精密検査は、人の顔がそれぞれ違うように歯並びも違いますので、個々の患者さんに適した治療方針を立てるために行います。

部分的な治療(上顎、下顎のみ)はできますか?
矯正治療の目的は歯並びを治し、同時に噛み合わせを治すことにあります。

通常、上顎あるいは下顎だけの治療では、正しい噛み合わせを作ることはできません。噛み合わせが正しくないと治療後の“後戻り”の原因にもなりますので注意が必要です。
しかし、歯列不正がごく僅かなものであったり、他の歯科治療の準備として、部分的な矯正治療が行われる場合もありますので、ご相談ください。

重なっているところの歯を抜いた方が治療は早く済むのですか?
矯正治療では不正咬合の程度によって抜歯をすることがあります。

しかしどの歯を抜いても良いという訳ではなく、一般的には第一小臼歯(前歯の中心から数えて4番目の歯)を抜くことが多いですが、症状によってそれぞれに異なります。また不正咬合の状態や年齢によっても異なります。

「親知らず」は抜いた方が良いのですか?
生え方に異常がある場合には、矯正治療前や治療中に抜くことが多いです。

正常に生えてきている時には抜く必要は無いと考えられますが、矯正装置撤去後の歯並びの安定を考えると抜いた方が良いことがほとんどです。

治療中に外科手術を受けるのはどのような場合ですか?
悪い噛み合わせの原因が顎の異常からきている場合には、歯のみの矯正治療では治せないので、外科矯正の併用が考えられます。

また、歯のみの矯正治療で予測できない顎等の悪い成長が起きた場合には外科矯正が必要になる場合もあります。

装置を歯につけた後、すぐに食事をとっても大丈夫ですか?
装置が歯についた後、直ぐに十分な強さになりますので、直ぐに食事をしても大丈夫です。

ただ、十分な強さがあるといっても、治療終了時に、外す時に歯のエナメル質にひびが入ったり割れたりしないように接着剤はある程度取れやすくなっています。硬いものや粘着性のものは食べないように、また食べ方にも十分気をつける必要があります。

外から見えない装置もあるのですか?
当院では歯の表面につける装置に「透明なセラミック」を使用しておりますので、あまり目立たないように治療することができます。

当院では行っておりませんが、確かに、歯の裏側に装置をつけて治療する方法があります。表からは全く分かりませんので、仕事上どうしても支障がある人などには適していると思います。ただ、歯の裏側に装置があるため、話しづらい等の問題があり、また1回当たりの治療時間が歯の表面につけている人と比較して倍以上かかります。そのため、治療費が歯の表面につけて治す人に比べて倍近くの料金になることが多いようです。

装置が壊れたら最初からやり直しですか?
最初からやり直しということはありません。

ただ、装置を壊れたままにしておくと、歯が違う方向に動いたり、それによって治療が面倒になり、結果、治療期間が長くなることがあります。

装置をつけた歯の色や質は変わらないのですか?
装置を歯につけているセメントや接着剤は歯の色や質を変えることはありません。
治療中にはむし歯になりやすいのですか?
矯正装置が入ると、口の中が不潔になりやすく、特に装置の周りの部分は歯垢が付きやすく脱灰(エナメル質が壊されて歯の表面が白く濁ってしまった状態)や、むし歯になることがありますのでしっかりと歯磨きをすることが大切です。

食後は時間をかけて丁寧に歯磨きをしてください。また定期的な歯のクリーニングをお勧めします。

装置をつけると歯が痛くなりませんか?
矯正装置を初めて装着して歯が動き始めると、ものが噛みにくい・噛むと痛い・歯が浮いた感じがする等の症状が起きますが、装着後3~4日が痛みのピークで、約1週間位で徐々に落ち着いてきます。

また、毎回の調整後、強く締めた歯が浮いたり、痛みを感じることがありますが、大抵はその日の一晩位で落ち着きます。

矯正治療で顎の関節が痛くなることもあるのですか?
歯を移動している期間では、今までより噛み合わせが良くない状態が続くことがあり、関節が弱かったり、関節の病気にかかったことのある人では関節の異常や痛みが出ることもあります。逆に、矯正治療で顎の関節の異常を治すこともあります。
治療期間は大体どの位かかりますか?
不正咬合の程度や治療開始の年齢、治療方針等によって異なりますが、歯が全て永久歯に交換している時期(永久歯列)に全体の治療を行った場合、2年から3年位かかるのが一般的です。
どの位の間隔で治療に通うのですか?
最初、装置が入るまでは1、2週間に1回ということもありますが、治療が順調に進み出すと1ヶ月に1回位の通院になります。また、保定期間に入ると3ヶ月に1回位の通院になります。
矯正治療中に引越しをした場合、治療は続けられるのですか?
転居先の最寄りの矯正歯科を調べ、治療の継続を依頼し、転医の手続きを行います。

医院によって治療のシステムが多少異なる場合がありますが、治療上の支障は全くありません。ただ、矯正治療は自費診療のため、地域・医院によって治療費等の違いが出てくることがあります。

矯正治療費Q&A

治療費は税金の控除の対象になりますか?
不正咬合は顎や口の病気の一つと考えられますので、医療費控除の対象になります。

ただ、大人の矯正治療の場合は美容を目的としたものと見なされることがあります、この場合は「診断書」
(初回のみ税込5,500円、次年度以降は無料)を提出することで解決できます。

控除の対象となるのは治療費だけですか?
交通費、診療や治療に必要な費用も対象になります
  1. 通院のために、電車やバスなどの交通機関を利用した場合の交通費も対象になります。
      *低年齢や遠距離のため、付き添いが必要な場合は、付添人の交通費も含みます。
      *自家用車でのガソリン代等は対象外です。
  2.  
  3. 医療用器具等の購入代など、診療や治療に必要な費用も控除の対象です。
保険が適用されないインプラント治療は対象ですか?
はい、控除の対象になります。
医療費控除は現金で支払った場合だけですか?
カードでのお支払いも控除の対象になります。