千葉県船橋市のかねもと矯正歯科 船橋駅から徒歩3分
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吹奏楽と矯正治療について

千葉県は吹奏楽が盛んですね。吹奏楽部で頑張っている皆さんの中で、矯正治療を始めたいと思っていても、それによって演奏に支障があったら…と躊躇している方もいらっしゃるかと思います。
当院では、矯正装置を付けて院内で楽器やマウスピースを吹いてみて調整することも可能です。
皆さんの夢を叶えるお手伝いは惜しみませんので、心配なことはなんでも相談してください。

吹奏楽部に在籍している患者さんへ

吹奏楽部に在籍している患者さんへ「吹奏楽部ですが、矯正をして楽器は吹けますか?」というご質問を受けることがあります。 矯正装置を付けた時と外した直後は一時的に演奏しにくく感じるかもしれませんが、装置が入っている環境に慣れるとともに扱いも慣れてきます。多くのプロの演奏家でも矯正経験者は多く、矯正治療と吹奏楽器の演奏を両立できないということはありません。
ブラケットがあたって口内炎ができたりする場合は、ワックスなどでカバーすることもできるので、お気軽にご相談ください。

矯正治療を始めるタイミング

船橋市や習志野市には、吹奏楽の強豪校や部活動が盛んな学校が多く、時には社会人より忙しいスケジュールの中で、なかなか治療を始めるタイミングがないとお困りの患者さんもいらっしゃいます。
確かに、矯正装置を初めて付けた時は、しばらく演奏がしにくくなると思います。ですので、コンクールや定期演奏会などの直前は避けて治療計画を立てることをお勧めします。

矯正装置に慣れるには個人差もあると思いますが、毎日部活で練習している皆さんでしたら、1~2か月もあれば矯正治療前と変わらない演奏力を取り戻せると思います。とはいえ、忙しい皆さんは1~2か月も演奏会やイベントがないタイミングを見つけるのさえ難しいかもしれません。矯正治療を開始する際には、慣れるまでは演奏パートを調整するなど、顧問の先生や部活の仲間に相談することも必要かもしれません。

歯並びやかみ合わせを直すことは、奏者を悩ます顎関節症なども良くなるケースが多いので、勇気を出して矯正治療を始めてみてはいかがでしょうか。

管楽器を演奏している患者さんの例

当院では、今までさまざまな楽器の奏者である患者さんを治療してまいりました。
サックスやクラリネットなどリードを使用する木管楽器の患者さんは、比較的早く演奏に慣れるケースが多いです。金管楽器でもチューバなどマウスピースの大きい楽器は矯正装置の影響が少ない方だと思いますが、マウスピースの小さいトランペットやトロンボーンなどは、装置に慣れるまで場合によっては数か月の時間を要するかもしれません。

ここでは、当院の患者さんの例をご紹介します。

矯正治療開始時:中学3年 <トランペットの場合>

トランペットの場合中学1年から吹奏楽部でトランペットを始めた患者さんです。中学3年の冬に上下4本抜歯して矯正治療を始めました。

まず、部活動にどのような支障があったかというと、抜歯の後の2~3日と、装置を始めて付けた後の1週間は、痛みにより楽器を演奏しようという気持ちにならなかったとのことです。痛み自体は鎮痛剤を飲めば治まる程度だったそうですが、まずはその状況に慣れることに精いっぱいだったとのことです。

痛みがなくなって初めて楽器を吹いた時は、確かに違和感があり、一時的に高音が出なくなったそうですが、練習を再開して1~2か月も過ぎたころには、ほとんど治療前と変わらなく演奏できるようになったそうです。 初めの頃は矯正装置が当たるところに口内炎ができやすかったので、装置にはワックス、口の中には市販の口内炎パッチを貼ってその時期を乗り切ったそうです。

患者さんは中学3年で部活を引退した後に治療を開始し、高校で吹奏楽部に入部するまでの間に矯正装置に慣れるよう治療計画を立てましたが、装置にはすぐ慣れたものの、部活での毎日の練習がなくなったため、楽器に慣れるのに時間がかかってしまったそうです。そういう意味では、部活の引退前に矯正を始めればよかったと話していました。

矯正治療開始時:高校3年 <サックスの場合>

サックスの場合 中学1年からサックスを始めて、高校は吹奏楽の強豪校で演奏をしていた患者さんです。
練習量が多く、毎日楽器を吹いている時間が長いことから、だんだん歯並びが悪くなっていったそうです。ずっと矯正治療を始めたかったとのことですが、部活は週7日、長期休暇中もほとんど毎日練習があり、なかなか治療を始めるタイミングがなかったため、高校3年のコンクールが終わってから治療を始めることになりました。

リード楽器のサックスは、トランペットやトロンボーンなどマウスピースの楽器より矯正装置による違和感が少ないかと思います。こちらの患者さんの場合、歯が締まっているような違和感はあっても、当初から矯正器具が当たって吹きにくいという違和感はなかったと話していました。矯正装置を初めて付けた時の痛み(2~3日間)がひいてから演奏を再開し、数週間で元のように演奏できるようになったそうです。

部活を頑張る皆さんを応援します!

中高生は部活や勉強で忙しく、時に大人より自由になる時間がない場合もあります。しかし、学校のスケジュールは年間で決まっているため、予定は立てやすいのではないでしょうか。

受験の時期も、日にちが近くなりましたら、負担のないように装置をきつく締めたり新しく作ることを避け、予約日の調整も行います。

当院は船橋駅北口から徒歩3分の大きな通りに面した場所にあり、学校の帰りにも通院しやすいかと思います。
矯正期間は月に1回の来院、保定期間は3ヶ月に1度の来院となります。部活のスケジュールや定期考査、受験などのタイミングを考慮した治療計画を立て、できる限りサポートしてまいります。